自分に合うリップクリームを探すには・・

2016.05.29

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自分に合うリップもあれば合わないリップもあります。リップ自体はオイルをベースに何かしらを加えて固められたものです。その「ベースとなっているオイル」「何かしら加えられたもの」をたどっていくと自分が何に合うのか合わないのか、が見えてくるのではないでしょうか。

私はもともと趣味でリップを作っていました。作っていたリップは3種類の素材しか使っていませんでしたが、それでしっかり保湿され、とっても具合がいいのです。市販のリップの成分も気になって見るようになりました。小さなリップの中に驚くほどの種類が入っています。それが私には理解できませんでした。いやいや、3種類の素材で作ったこのリップの方がむしろいい感じなんだけど、どうしてこれはこんなに色々入っているんだろう・・

〜〜エキスとか〜〜誘導剤とか、一般的には手に入りにくそうな・効果がありそうな・天然素材由来みたいな、そんな風の印象です。

ほんとうにそうなのでしょうか? 効果があるものもあるでしょうし、天然成分なものもあります。そうでないものもあります。また、天然由来成分とは、そもそもどこまでを指すのでしょうか?石油由来のオイルであってももともとは鉱物ということを考えると天然由来成分とも言えるのではないでしょうか?天然だったらいいのでしょうか?オーガニックってどういうことでしょうか?野草との違いはあるのでしょうか?

一つ一つの成分を知るだけでなく、それがどのような意味があり効果があるのかを知っておきたくはなありませんか? でも多くの人は、(なんとなく・イメージで、自然っぽかったから)で判断してしまっているのではないのかなーと私は想像しています。客観的な口コミを判断材料とする場合でも、他人の主観的な意見と自分の感想が合わないことも有ります。

商品化することになり、私は周囲の人に聞き取りをすることが増えました。リップが合わないと感じる人が意外に多いことも知りました。合わないということは、何かの成分に対して合わないと感じていることになります。そんなとき、使われている成分が多ければ多いほど何に反応しているのかを知ることは難しくなってきます。

一方で、成分を簡単に理解されたくないと思う売り手の心理も私には理解できます。「あのリップよかったよ」と聞いては私もそのメーカーの成分表を見て、なにが使われているのか簡単に確認できるからです。つまり、簡単に真似されてしまう可能性もあるのです。メーカーとしては、(独自の・特別なエキスをつかった・自社開発の)というように、他では作れないかのように表現したいのだと思います。もちろん、本当にそのようなものもあるでしょう。だけどうまく表現して、そのように・そんな風に感じさせることも可能です。消費者としては表現に惑わされず、自分にとって必要なものを選んでいく知恵も持っていたいものです。

化粧品には成分表示が義務付けられています。配合量の多い順で記載する(配合成分1%以下は順不同)というルールがあります。ですから最初に記載されているものが一番多く使われている素材ということになります。薬用と記すことの許可を得た商品は薬用成分以外は表示する義務がありません。そして、効果を明記することができます。残念ですが、化粧品では効果を明記することはほとんどできません。効果があっても、です。

薬用だから必ずしも自分に効果があるということでもなければ、自然素材だから体に害がないというわけでもありません。言葉のトリックにかからずに、自分にとって意味があるものを選べるように、せめて”主に何が使われているのか”、くらいは把握したいものです。

化粧品であればどこかに成分が表示されているはずです。ひとつひとつ調べることも可能です。インターネットで検索すればほとんどの成分が理解できるはずです。 面倒ですが、何が多く使われているのか、順に調べていくだけでも参考になるのではないでしょうか。

beesglossでは、商品に使用した成分を明確にお伝えしていきます。また、一般によく使われている成分についてもその意味と効果についてお伝えしていきたいと考えております。

 

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