手作りリップクリームを作り始めたきっかけは・・

2016.05.30

私がなぜ自分でリップを作ろうと思ったか、それは市販のリップに疑問を感じるようになったからです。さほど敏感肌ではない私は、使ってすぐに「合わない」とか「余計に荒れる」といった反応がなかったので、手元にあるリップを使い続けていました。(くちびるが乾燥する→リップをつける)を繰り返すうちに、リップが落ちるのと同時に「くちびるが乾燥する」と感じ始めたのです。つまり、つけ続けていないとくちびるは常に乾燥を感じる状態になってしまっていたのです。むしろ、リップをつけることによって落ちると同時に水分を持って行かれるような、そんな感じです。これっていい状態じゃないよなぁ・・とはぼんやり感じていました。

そんなとき、なんとなく目に止まった素朴なリップになぜだかとっても魅力を感じて買ってみました。海外で手作りで作られているものらしく、手作り感そのままのシンプルなデザインでした。家に帰ってつけてみると「全然違う!!!」ということがすぐにわかったのです。なんていうんでしょう・・今までのリップは、つけると上に乗っかっているようなくっついているようなねっとり感があったのに対し、このリップはすぐにくちびるに馴染むといった印象です。そしてリップが落ちた後に感じていた”乾燥感”がなくなり始めたのです。(くちびるがノーマルな状態にもどった)そんな印象を持ちました。くちびるそのものがしっかり保湿されノーマルな状態に戻ったことで、リップをつける回数自体が少なくなっていったのです。

このリップ、わたしにとってはちょっと困ったことが2つありました。1つ目は面倒くさいということ。とっても素朴で可愛いケースに入っているのですが、蓋を開けて指で塗るタイプなので、私にはちょっとだけ面倒に感じていました。2つ目に、これは季節商品らしく、夏場には売っていなかったのです。あるとき、どうしてもリップが必要と感じてわざわざ買いに行ったのに買えず・・無いと思うとどうしても必要に感じてしまったりもしました。

そこで、ネットで調べたのです。商品販売ページを見つけ(このとき品切れになってます)成分を確認すると、とってもシンプル。(私にも作れるんじゃないか)そう思ったのが最初の最初のきっかけです。もともとモノを作るのが好きでモノ作りに関して好奇心が旺盛だったこともあると思います。自分の都合と好みに合わせてちょっとずつ改良しながら手作りしていました。

1本だけ作るというのはとっても面倒なので作るときにはおおよそ10本単位以上で作ります。多くできたらお友達にプレゼントしては、お友達からも喜んでもらうようになりました。そのうちに(材料費を払うので作って欲しい。)そんな風に頼まれるようにもなりました。“何をつかっても平気”な人よりも“敏感肌で繊細”な人の方がこのリップを気に入ってくれていると感じています。余計なモノが一切入っていないからなのかなーと思ってます。

ちなみに私自身はくちびるだけではなく、いろんな用途で使うようになりました。使用成分を理解しているから皮膚に表皮にいいと感じられるからです。例えば蚊に刺されてかゆくてしょうがないとき、塗って30秒掻くのを我慢します。油ハネ程度の軽いやけどをしたときに塗り込みます。痛みが治まっても皮膚が傷ついた事実は残っているので治るまでなんどもつけています。表皮の浅いトラブルになんでも使っているので、台所に・リビングに・デスク上に・バッグに、といろんなところに置いていつでも使えるようにしているのです。

 

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