さっぱり化粧水レシピ(簡単!混ぜるだけ!!)

2016.07.24

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準備するもの《尿素・グリセリン・容器・水》

 化粧水原液をつくる
(尿素25g グリセリン15ml 250ml)を容器に入れ、よく振り溶かす。

化粧水をつくる
原液を容器に適量入れ5倍以上に水で薄めるできあがり

とても簡単な化粧水ですが、これがとても使い勝手がいいのです。

まず尿素ですが白い無臭の粉末状のもので、薬局で購入できます。 尿素というと、その言葉から「尿から作られたもの??」と想像してしまいますが、そうではありません。難しいことはよくわかりませんが、(無機化合物から初めて合成された有機化合物として有機化学史上重要な物質)だそうです(^_^;A  尿素は数年前から取り扱いが厳しくなったようで、店頭の見えるところには置かれていないことが多いです。「化粧水を作るための尿素を買いたいのですが・・」とお店の方にお願いすると、(名前を記入してください)と言われるようになりましたが、記入後、普通に購入できます。その他、インターネットでも購入できるようです。私がいつも購入しているものは25g袋が2パック入ったもので400円前後です。
グリセリンはややとろみのある透明の液体で、大きめの薬局でボトルで売られているのを見かけます。500ml入ったボトルで1000円前後で購入できますが、探せば小さめボトルもあるのではないでしょうか。。

 

【その後の取り扱いとちょっとしたポイント】〜10年以上使用している私の経験から〜
・化粧水の原液、その後の化粧水を作るときに使うは精製水でも水道水でも大丈夫です。ちなみに水道水は微量のカルキが入っているので腐敗しにくいそうです。精製水で作る場合には腐敗防止のためにエタノールを少しだけ入れると安心です。私も最初は精製水とエタノールを入れていましたが、面倒になり水道水のみで作るようになりました。
化粧水原液は、念のため冷蔵庫で保管しています。500mlの空ペットボトルをよく洗ったもので作っているのですが、間違えて飲まれないように「化粧水原液」「5倍以上に薄めてつかう」とテプラを貼っておくと便利です。この原液に好みのエッセンシャルオイルを垂らしておくと化粧水がふんわり香っていい感じです。ペパーミントなど入れておくと腐敗防止につながります。
・原液を薄めて作った化粧水は「2週間を目安におつかいください」となっています。私の経験上では常温で1ヶ月以上おいてもほとんどは大丈夫です。ですが一度だけ、夏場にカビが生えたことがありました。このときはエタノールもエッセンシャルオイルも入れてなかった時期でした。キャップ付近にカビが生えたのですが、高温で水蒸気が発生していたところに汚れた手で触ってしまっていたのだと理解しています。エッセンシャルオイルを入れるようになったせいか、それ以降は全く問題ありません。カビが生える可能性もあることを理解していますが、(常温で置きっぱなしなのに、いつまでも腐敗しない市販の化粧水もこわいな)と思うようにもなりました。腐敗防止の薬剤が入っているほうがいいのか、ある程度腐敗する可能性があるけど自然なもの(原料は天然素材ではありませんが)を使っていきたいのか、納得した上で使用したいものです。

 

【使用感など】
尿素とグリセリンの手作り化粧水は、とてもさっぱりとした使い心地です。顔に使う場合、化粧水だけでは物足りなさを感じる方も多いかと思います。化粧水で水分を入れたあと、蓋をするように油分のある乳液やクリームなどで覆うようにつけるといいでしょう。
乾燥しがちな手足にもたっぷり使えます。特にひざ下につけるようになって、粉をふくほどの乾燥が一気になくなりました(#^.^#)。保湿力の高さが実感できます。
この化粧水はとってもお得で使い勝手がいいです。化粧水がなくなったら冷蔵庫から原液を取り出して容器に補充し水道水で薄めるだけっ!!! 一度原液を作ると半年くらい使えます。化粧水を買いに行く手間暇コストを考えると本当に便利なのです。
超敏感肌の友人も大丈夫でした。彼女はかなりの敏感肌でほとんどの化粧水は肌に合わないということでした。毎回皮膚科で購入していると聞いて「ダメもとで使ってみない?」とオススメしたのですが、全く問題なく使えてうれしいそうです。

 

【尿素について】

尿素は肌を柔らかくし、皮膚表面の余分な角質を除く働きがあります。潤いを保つ働きと同時に、肌をツルツルにする作用も合わせ持っているのです。皮膚の柔軟剤として医薬品・化粧品に使われているのですが、その作用ゆえに『使い始めは肌が柔らかくなったように感じますが、安定した肌にはターンオーバーのサイクルが早くなり、まだ十分に育っていない表皮が角化し始めるため良くない』といった表現のあるサイトもあります。
私個人的には10年以上顔にも体にも毎日たっぷり使用していますが、(さっぱりとした使い心地でしっかりと乾燥を防いでくれる)感想のみで、不具合を感じたことはありません。ですが、そういった可能性があることも考慮に入れて使っていただければ、と思います。

 

 


【まとめ】

・主な材料は(尿素とグリセリン)だけ。水で薄めて簡単に作れます

・化粧水を選ぶ・買いに行く手間暇コストが省略できます

・原材料費1500円ほどで、約1年分(それ以上かも)の化粧水ができ、とってもお得です

・エッセンシャルオイルを垂らすなど、お好みでカスタマイズできます