リップクリーム この容器に決まるまで・・②

2016.05.28

1000本くらいだったらなんとか自分の周りで消費できそうと思ったのだけど、3000本は無理。しょ、しょ、しょうひんかできたらいいなー、、好みのデザインなんか入れちゃって商品化できたらいいなー、との思いでした。

(リップ・スティック・容器・製造)など思いつく単語を入れてネットで検索していきました。小ロット(少ないオーダー)も対応しますなどの文言があれば問い合わせメールをしたり、電話をかけたり。だけどそもそもリップ容器を製造している会社をたくさん探すことは難しかったです。

他に化粧品製造会社の方に教えて貰ったリップ容器を製造している会社の名前を教えて貰ってコンタクトをとったりなどしました。いくつかの会社に容器サンプルを送ってもらうまでにも結構な時間がかかりました。会社によっては数本の容器サンプルとその他容器の写真パンフレットを送ってくださったり、自社の一揃えの容器サンプルを送ってくださる会社もありました。その中にたまたま、販売がなくなってしまっていたスリムロングの(私が長く使っていた)あの容器を発見しました。これこれこれ!!今更だけど巡り巡って再会できた!そんな気持ちでした。同時に他の会社から送ってもらったサンプルの中に一目惚れした容器がありました。金属角形の素敵な形!

私はこの先、この2つの容器で迷うことになります。

一つは長く愛用していたお気に入りの丸スリムロング、プラスティック容器。高級感はないけどシンプルで使い易い。

もう一つは一目惚れした金属角形でクールなフォルム!!これで作りたい!!!そう強く望みました。

問題は金額! この一目惚れした四角の容器は最低オーダー数もそれに伴う価格もそれなりで、個人でこれから作っていこうとする私には到底手のとどかないものでした。

残念だけど、悲しいけど、心残りだけど、諦め切らない思いもあるけど、我慢するしかないと思いました。

その後、気持ちを新たにもともと使っていたスリムロングプラスティック容器の会社とコンタクトをとって見積もりを出してもらうことになります。正直なところ、こちらはもっとお安くなるのかと思っていました。ですが、オーダー数が増えても趣味で買っていた時と大差ない金額でした。オーダー数が増えたのに、直接購入なのに。。その他にも気になるところがあって、なんだか気持ちがワクワクしない!!そして時間ばかり過ぎてしまいました。ワクワクしないと、気乗りしないと、こんなに物事って停滞するんだなーとぼんやり思ったりもしました。もともとはこの容器がお気に入りのはずだったのに・・

やっぱり、アレがいい!! 正直なところ、上限予算の2倍以上でした。でもいい。アレにしよう。次第にそう思うようになりました。 金属角形のスリム容器。四角のクールなフォルムに一目惚れしたこの容器で商品化できることを想像したらワクワク嬉しい気持ちで前のめりな気持ちになりました。

半年ほど前にあきらめていたこの容器の会社に再度連絡を取りました。

「やっぱりこれがいいです。どうしてもこれで作りたいと思っています」みたいな連絡をして、商品化のための試作(中身を入れてスムーズに動くかなどの)のためのサンプルを送ってもらい試作へと進みました。進んだつもりでした。

(つづく→③)