化粧品製造のOEM会社とは

2016.06.04

化粧品販売に携わるとすぐにOEMというワードに出会います。OEMという言葉ですが、(original equipment manufacturer)の略で、他社の製品を製造することです。☆ウィキペディアによると  つまり、自社で製造をまかなえない場合、製造会社に注文して製品を作ってもらう、ということです。化粧品の場合、販売するには薬事法に基づき「製造販売許可」が必要となります。この「製造販売許可」を持っている会社が製造し、商品ごとに申請をして販売許可が出るという仕組みです。そして【製造販売元】として商品を世の中に出していくのです。大手の化粧品会社は社内で製造販売許可を持っているケースが多いのですが、小さな会社は製造を依頼してその会社は「発売元」など名称を分けて2つ会社名が記載され販売されているというわけです。

例えば、A社「こんなリップクリームを作りたい。だけど、製造販売許可を持っていない。」OEM製造会社B社「 A社の希望に沿ったリップクリームを相談しながら製造する」ということです。この場合、商品には少なくともB社を明記する必要があります。販売会社として A社も並列して記入されているケースが多いです。

製造販売元として商品に記載されるOEM会社のB社は、その商品に対して公的に責任があるので、会社独自の考え方やルールでリスクのない商品を作っていくのです。ですから、例えばOEMの会社B社は「この成分は難しい」「この容器には対応できない」「防腐剤を入れましょう」など伝えてきます。一方、他社のOEMのC社では「大丈夫ですよ」ということもあるのです。会社ごとの経験値、考え方によって変わってくる、ということなのです。

 

【最後に】OEM会社は基本的にB to B (business to business)企業です。企業(法人)を相手に仕事をしている会社なので、個人の素人の私がコネクションも持たずにアプローチするにはひとつひとつの行動が勇気のいることでした。最初にお電話する時にはかなりドキドキでした。断られては絶望的な思いになったり、全てを否定されたような気持ちにさえなりました。2社、3社と話をしていくうちに心構えができたり、話の要点を掴んでいけたりもしました。何より自分がしたいことに向かってチャレンジしていく過程は、振り返ってみて自分に誇りが持てるような気がしています。やりたいことがあったら遠慮することなく怖がらずにチャレンジしてみる。失うものはない。そう思います。うまくいかなかった自分より、チャレンジしなかった自分のほうがよほど悲しいと思います。

ネットショップに「ネットショップを開業するまで」の項目を設けているのは、同じところでためらっている方に少しでも情報をお伝えできたら、という思いからです。私もネットで情報を検索し続けたひとりです。

 

起業するということ。こんな苦労が①に続く

 

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