鉱物油とは(パラフィン・ワセリン・ミネラルオイル)

2016.05.30

化粧品で使われるオイルは、ざっくり鉱物油無鉱物油にわかれます。

 

鉱物油とは 石油からプラスチックやその他工業製品を作った後に出る廃油のことです。廃油を精製し、不純物を取り除き、無味無臭にした純度の高い油を指します。ミネラルオイルとも呼ばれます。

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ミネラルオイルと聞くと身体にいいミネラル分が入った栄養価の高いオイルだと勘違いしそうですが、実際は石油由来のオイルのことだったのです。(石油=鉱物=ミネラル)なのでミネラルオイルだったのです。

鉱物油で化粧品などに使用されよく見かけるワードとして「パラフィン」「ワセリン」「ミネラルオイル」があります。固さ(流動性がない)の順で(パラフィン→ワセリン→ミネラルオイル)となります。パラフィンとはロウソクの原料にもなるような固めの物質です。ワセリンとはパラフィンとミネラルオイルが混ざったもの、ミネラルオイルは逆にワセリンからパラフィンを除いたもので ”流動パラフィン”とも呼ばれます。この辺はややこしいので固形に近いのか液体に近いのか、と認知しておく程度で。

石油由来となると、悪いイメージをいだきがちですが、鉱物油の代表格であるワセリンは医療現場で使われますし、医師の処方で出されるクリームにもよく使用されています。また赤ちゃん用のオイル、ベビーオイルの主成分はミネラルオイルなのです。

精製技術が低かった時代の鉱物油には油焼けするなどの問題があったようですが、現在は精製技術が発達して長期間劣化しない、非常に安定性の高い原料となっています。安価で大量生産しやすく安定性が良いため、多くの化粧品に使用されています。安定感があり、安心して使用できるため、医療現場で使われるのだと考えられます。

実際、私たちが選んで使用する場合には、石油由来だから身体に良くないということではなく、医師が処方するものだから身体に良いというわけでもなく、その特徴を知って利用していく意識が大切ではないでしょうか?

では鉱物油(ワセリン・ミネラルオイル)の特徴について見ていきます。

鉱物油は皮脂とは全く違う化学構成をしていますので、肌への浸透はありません。肌に浸透して作用するすることはないので、敏感肌の方へも作用がなく、安心して処方することができるのです。また、浸透がない分、肌の上で油膜を作って長く保護してくれます。水分が蒸発するのを長い時間防ぐことができるので、結果として保湿が保たれる、ということになります。 ですが、鉱物油には肌へ良い作用をする栄養分はありません。赤ちゃんに使っても敏感肌の人が使っても安心なものではありますが、油膜での保護以外の期待はできません。また、肌へのなじみがないために油膜の感触を不快に感じる人もいるようです。毛穴を防ぐので良くない、といった解釈もあるようです。油としての性質が強いので落とす時には洗浄力の強いもので落とすことになり、これは肌にとって大きな負担となりえます。

水分と混じり合うことはなく、肌の上でしっかりと蓋をする、といったイメージです。もともと乾燥していた皮膚に塗って潤うわけではありません。お風呂上りの肌が潤っている状態での使用や、冬場の外気にさらされる際の水分蒸発を防ぐ目的などで使用すると効果的であると言えます。

 

<まとめ>

・石油由来だからといって悪いものではありません。

・だからといって良い作用を積極的に働きかけるわけでもありません。

・小さな子供でも敏感体質の方でも安心して使えます。

・肌へのなじみがない分、使用感は良くない、と感じる人もいます。

・油としての性質が強いので落としたい時には洗浄力の強いものをつかうことになります。

 

ビーズグロスのリップは全て鉱物油フリーです。肌なじみを優先しました。無鉱物油のみで、薄づきでありながら保湿力をしっかりカバーしています。
 

→無鉱物オイルとは

(→bees gloss.com)